絶景かな 絶景かな…
第6回のテーマは「心もなごむ名せりふ」です。
フィールドワークと懇親会を経ての授業。心なしか皆さん打ち解けてきた様子。
実は、毎回ブログの冒頭に歌舞伎の名せりふを書いてきましたが、歌舞伎をあまり見ない人でも、聞いたことあるなって思った人も多いはず。
その中でも、名役者さんが語った代表的なもの(録音!)を、聞いてしまおうという回です。
まずは「弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ) 稲瀬川勢揃いの場」から。
十二代目團十郎さんの日本駄右衛門。
「問われて名乗るもおこがましいが、生まれは遠州浜松在…」
おぉぉぉぉ!江戸弁カッコいい!
浜松在(はままつざい)を「はままつぜえ」、境界(きょうかい)を「きょうげえ」、配符(はいふ)を「へえふ」と読むあたり、江戸っ子の私でもわからないほど、がっつり江戸弁!
続いて、七代目菊五郎さんの弁天小僧菊之助では、地名とせりふをかけ、七五調でテンポ良く。
その後も、「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」の切られ与三郎や、「楼門五三桐(さんもんごさんのきり)」の石川五右衛門、「助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」の助六と揚巻、「外郎売(ういろううり)」…と、続きます。
役者さんによって表現や声の通りも違っていて面白い。
何言ってるのかよくわからなくても、テンポもいいしかっこいい。
うん、こうやって歌舞伎の魅力の虜になっていくんですね…!
クラス委員:間瀬真紀子